クメール伝統織物研究所
内戦で途絶えたカンボジア伝統織物を復活させるためにユネスコから依頼を受け、友禅職人の森本喜久男さんが1996年に工房を開いた場所。
蚕の餌となる桑、染料になる植物、織り機など資材が必要な為森の復活が欠かせなかった事から更に2002年アンコールワット北10キロ程の所に一貫して織物生産を担える「伝統の森」を開いている。
旅行最終日だった為、森に行けなかった事が悔やまれる(T . T)
クメールの黄金の繭から糸を紡ぎ、横糸を染め分けて柄を作り、機織の工程まで行なっている。
2階はショップ。糸の太さや性質によって様々な風合いのものができあがる。小さなスカーフから反物まであった。模様入り反物が出来上がるまで、約一年半。手に取って見ると手間暇かかった一品であることが伝わって来る。感謝の意を込めて母にだけお土産を買いました。
様々な模様があり、それぞれに意味があるそうだ。右から2番目が牛の目の模様。その他シリウス、フック…聞いたけど忘れました(^^;;
先にも少し書いたが横糸にバナナの葉を裂いたもので結び染色するとそこだけ色がつかないそうで、その工程を何度も繰り返して、このような模様が出来上がる。
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