子宮筋腫と向き合う vol.4
本も読んでみた。子宮向上委員会はるさんの本は全てに賛同できるわけではないが、読んでみて自分(子宮)がどうしたいかを一番に考える事が大切だと思うきっかけになった。
私は神社にお詣りすると清々しい気持ちになるのでよく足を運ぶが、自分の身体の中にも「お宮」があるって考えてみると、そこに筋腫がたくさんあるのはやはり異常事態だなと思った。そういう意識ができるようになった事はまた一つ進歩だが、現実は仕事で精神的に大変で眠れない日々が続いていた。ストレスから?貧血も酷くなる一方だっし…
当たり前に生活しているがこれは当たり前ではない。知らぬ間に自分がこの事態を選び作り出している…
きちんとリセットしたい。私は潔く仕事を辞める事を決意した。
仕事を離れて自分のペースで過ごせるようになり出血量は変わらないが、身体的にも精神的にもだいぶ楽になった。足つぼマッサージ、ウォーキング、ヨガや気功、アロマセラピー、ある程度ルーティンを決めて身体と対話しながら丁寧に日々取り組んだ。これはこれで充実した日々だった。
しかし出口が見えず途方に暮れる日々でもあった。ヒントを求めてネットを眺める日が続いた。
ある時、鍼灸院で筋腫が小さくなったというものを見つけ、早速電話をして行ってみることにした。
先生にはしばらく毎週通うように促され、とりあえず通いはじめた。本が好きな先生で診察室の其処此処に大量の本が山積みになっていた。その中から私に適当な本を何冊か貸してくださった。
中でも甲田式食事療法を実践した渡辺美智代さんの本は先生のイチオシ。一日2食で生活するというもので、美智代さんは難病を発症していた為、食事は青汁だけという更に過酷なものだった。それを続けてなんと難病は完治させた。痩せているのかと思いきや、写真を見るとふっくらとした印象だった。先生は自分も過酷な断食までは実践していないけど、とにかく朝だけ抜いて昼夜の2食生活を試してみたらどうかと提案され、とりあえず試してみる事にした。私も酵素や果物だけの3日断食などやった事があったのでそれほど抵抗は無かったが、朝起きて少しするとお腹が空くのが初めは苦痛だった。気を紛らわしてお昼ご飯まで過ごす。
あまり神経質にならないように心がけ、人とご飯を食べる時は出されたお料理を美味しくいただき、普段はイワシなどの魚、野菜中心の生活に変えた。
すっかり痩せてしまって周囲からはとても心配されて困っているが、自分の中では身体も軽やかで心地よく、朝ご飯に煩わされること無くたっぷりある時間を使って、ゆっくりやりたい事ができるようになった。
今までいかに食に追われ、食べ過ぎていたか…特に甘い物や乳製品に目がない私。これらは外食時のご褒美に切り替えて極力摂取したないようにしていった。
ひと月ほどして鍼灸院の先生から漢方薬のお話を聞いた。鍼灸と漢方薬はセットで治療の効果を上げるそうだが、特に生薬の効き目が良いということだった。生薬は高価で敷居が高かったがその先生の知っている所に行ってみる事にした。それから毎朝漢方薬を煎じマグポットに入れて、食間に少しずつ飲み始めた。
仕事もしてないので、時間はたっぷりある。毎朝煎じるのも苦ではなかった。すっかりルーティンとして定着した氣功を20分行い、買い物はスーパーまで往復30分歩いて行った。
道端の植物や家並みを見ながらゆっくり歩いて買い物に行くのはとてもリラッスできた。
何の目処も立っていないのに、何気ない日々がとてもありがたく、私は幸せ感じていた。
漢方薬を飲み始めて2ヶ月ほどしてのエコー検査では、たくさんある筋腫が全て、わずかだか小さくなっていた。やったー!
やってきたことが報われた瞬間だった。鍼灸院の先生にもそれを伝えるとホッとしたようで、とても喜んでくださった。
今度こそ大丈夫!その時はそう思った。
to be continued〜
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